再び福島へ(飯坂)
震災から2か月半。
避難生活をされている方はどのくらいいるのだろうか。
集計によると全国で約12万人、そのうち福島に留まって避難生活をされているのは約9万人。
多くの方が見知らぬ場所へ行くより地元に留まることを望んでいることになる。
支援に向かった「パルセ飯坂」は福島市内にあり、避難所に指定された公共施設。
そこで避難生活をされている方には2次、3次避難先という方も多く人数は常に流動的である。
ここでは体育館のような大部屋を仕切る形ではなく、小部屋を数家族ごとにシェアしており、
仮設住宅的なつくりになっている。
5月28日現在、80名程の避難生活者と市の職員、ボランティアの方々が滞在されており、
出入り口では必ず消毒薬で手を洗うなどして衛生管理に気を配って生活している。
当日、ボランティアはマッサージ師、風船アーティストが希望者に持前の「技」を提供しており、
その中で我々は韓国料理の昼食を提供した。
前回スイーツまで用意出来なかったが、今回は手作りパウンドケーキもあり大変好評であった。
また吉本興業のタレントさんにお手伝い頂き心温まるイベントとなった。
ぺんぎんナッツさんブログ→ http://inano.laff.jp/blog/2011/05/post-d1c1.html
命をつなぐための状況を脱し、今は社会復帰を目指す避難生活に移行しつつある。
避難所から学校や仕事に向かう方も増えているが、
お年寄りや持病を持っている方の復帰は住環境が整わないかぎり難しい。
今後は避難生活にも多用化が進み、ボランティアに求められる要素も変わってゆくだろう。
とはいえまだ復帰への動きは始まったばかり。
労力、物資、技術、金銭、カウンセリング等あらゆる支援が必要なのはしばらくは変わらない。
参加メンバーの「おいしい食事を届けたい!」という強い思いから始まったこの活動。
それに対呼するように支援の輪も広がっている。
参加
- 丁仁英
- 三部由夏子
- 櫻井雅子
- 長岡真里
- 吉原淳子
- 江馬則子
- 上和田久美子
- 上和田理子
- 三苫優仁
- 三苫健次郎
協力
- 松井佐代子
- 黒崎みどり
- パルセ飯坂
- 東日本大震災ボランティアバックアップせンター
- ハートネットふくしま
- パルセ飯坂
- 世田谷区立深沢児童館
- よしもと興業
- 黒田豊
- 今井万博
- 渡部裕美
- 渡部美保
- 永田孝之
- 蔵並裕樹
- 加茂建
- プントデザイン
- 鴨邦高
- エアルームプロダクツ
- 高下達広
- 河野光輝
- 杉浦重治
- 山口晃央
- 有吉徳洋
- 金石浩一
- 南場立志
- 益田英法
- 伊藤端史
- 木村光博
- 小野正美
- 小野節子
- RUCKSACK SPACE DESIGN