Rucksack Space Design,
Viewpoint of consumers used
A perspective as a professional of design
Cherish where each other intersects
We will offer a comfortable design.

株式会社 Rucksack space design は三苫健次郎と丁仁英のデザインユニットです。
住宅設計・空間デザインの仕事をしています。

Rucksack space design Co., Ltd. is a design unit of Mitoma Kenjiro and Chung Inyong.
We are doing design work in the field of housing planning and space design.

三苫健次郎
三苫 健次郎  一級建築士
1971年大阪生まれ。
京都精華大学美術学部ULD学科を卒業し、設計業務に従事する。
2008年より株式会社Stylexにデザイナーとして所属するとともに、
Rucksack space design を開設。
Sanctus kawasaki tower にてGood design award 2012 受賞
Adenium Kitakoiwa にてGood design award 2015、第4回江戸川区景観賞受賞
Kenjiro Mitoma  First-class architect
Born in Osaka Japan in 1971.Graduated from the faculty of Urban living design of Kyoto seika Univ.Started Rucksack space design in 2008.
Received Good design award of the Sanctus kawasaki tower in 2012 and Adenium Kitakoiwa in 2015.
丁 仁英
丁 仁英
1970年ソウル生まれ。
京都精華大学美術学部ULD学科卒業京都精華大学大学院修了し、
2008年より Rucksack space design を開設し設計業務に従事する。
Chung Inyong
Born in Seoul South Korea in 1970.Graduated from the faculty of Urban living design of Kyoto seika Univ. and completed the master's course in 1996. Started Rucksack space design in 2008.
株式会社 Rucksack Space Design
一級建築士事務所 東京都知事登録 第60792号
 
〒158-0082
東京都世田谷区等々力6-26-11
T/F : 03-6670-9452
E-m : info@rucksackspace.com
 
First class architect office
Tokyo Governor Registration No. 60792
6-26-11 Todoroki Setagaya-ku
Tokyo 158-0082 Japan

T/F : +81-3-6670-9452
E-m : info@rucksackspace.com

ご依頼・ご相談・お見積もりに関するお問い合わせは、
下記のEmailよりご連絡ください。

info@rucksackspace.com

また、お電話によるお問い合わせも承っております。
お気軽にお問い合わせください。

Tel.03-6670-9452

都心部は変形・狭小敷地が多く高層化が難しいケースがある。
今回の計画のように狭小かつ細長い敷地の場合、建物を高層化するとプロポーションが扁平となり耐震強度の確保が難しくなる。
建物角部への応力が集中する構造フレームは室内を大きな柱や梁で圧迫こととなり、居住空間を大きく損なう。
また開口部が設置できる範囲は狭まり、空間性に制限がでると同時に施工は複雑化する。

今回高層建築物に適した壁構造を模索し室内空間のフレキシビリティを良好に保ち、ディテールをシンプルにすることは、
建設コスト・将来的なメンテナンス手間を抑える効果がある。 また全体として建物ボリュームをコンパクトにし、
建物周辺に有効な空地を残すことにより、均質化する都市景観に多様性を持たせることにつながる。
Good design award 2020受賞

 

There are many cases where it is difficult to increase the height of the city center due to many deformed and narrow sites.
In the case of a small and long and narrow site like this plan, if the building is made high-rise,
the proportions will be flat and it will be difficult to structural strength. The structural frame,
in which stress is concentrated on the corners of the building, presses the interior with large columns and beams,
which greatly impairs the living space. In addition, the range in which the opening can be installed is narrowed,
which limits the space and at the same time complicates the construction.

Searching for a wall structure suitable for high-rise buildings, maintaining good flexibility in the interior space,
and simplifying the details have the effect of reducing construction costs and future maintenance efforts.
Making the building volume compact as a whole and leaving effective open space around the building,
it will lead to giving diversity to the homogenized cityscape.

敷地は湘南海岸まで200mほどの海岸沿いにあり戸建や別荘が立ち並ぶエリア。
計画で重視したのは持続可能な郊外型住環境の確保、建設コスト・エネルギー削減、
居住者間コミュニティ育成とプライバシー確保、津波避難ビルとしての機能である。

バルコニーと廊下で建物を囲うことで海岸沿いの過酷な自然環境に対応するメンテナンスを容易にしつつ避難経路を確保している
屋上には住戸ごとにペントハウスとテラスを設置し海沿いの開放感を感じられるスペースとしながら外観上のシンボルとしている
外構には約4600本の木々を植え、津波の際は屋上非難場所を追加することで、地域に貢献できる土地利用のあり方を提示している
Good design award 2020受賞

 

The site is located along the coast about 200m to the Shonan coast and is an area where detached houses and villas are lined up.
The focus of the plan was to keep a sustainable suburban living environment, reduce construction costs and energy,
foster inter-resident communities and ensure privacy, and function as a tsunami evacuation building.

Surrounding the building with balconies and corridors, evacuation routes are secured while facilitating
maintenance in response to the harsh natural environment along the coast.
A penthouse and terrace are set up on the roof for each dwelling unit to create a space where you can feel
the openness along the sea, but it is also a symbol of the exterior.
By planting about 4,600 trees on the exterior and adding a rooftop blame place in the event of a tsunami,
we are presenting a way of land use that can contribute to the area.

ケヤキ並木のある大通りに面した単身者向け24戸の集合住宅。
各住戸には大型バルコニーが設置され、屋外居室として利用できる。
ケヤキの落葉により冬は開口部から日が入り、葉の茂る夏は涼しい木陰となる。
居室は一年を通して光や温熱環境が変化し、住む人に自然との一体性をもたらす。
共用エントランスは地下に埋め、トップライトによる開放性とコンパクトな使いやすさを両立させている。

茅ヶ崎海岸からほど近い敷地に建つ21戸の集合住宅。
壁構造フレームに奥行2mのキャンチスラブバルコニーをランダムに設置した外観は、
小区画で形成された低層住宅街に圧迫感を与えることなく馴染んでいる。

バルコニー間に視線を遮るものはなく、個々の距離によって緩やかにプライバシーが形成されている。
手摺内側にプランター置場を設置し、居住者が心地よい距離感を調節しやすいように配慮している。

複雑に折り重なったバルコニー空間は立体的な視線の交差を生み、多様な情景を日々発生させながら
居住者同士のコミュニティ形成を促進させていく。

集合住宅を作るワークショップ

社会人向けカリキュラムを提供する専門学校リカレント新宿にてワークショップを開催した。
15㎡のユニットx15戸を参加者に配布し、40分程度で限られた敷地に配置する。
構造や法規は考えず、心地よい住戸間の関係性に焦点を当てて制作してもらった。
自身でイメージした集合住宅を実際に空間体験するのが狙いである。

20名ほどの参加者は様々なスキルを持った設計未経験者であったが、
時間内に全員が完成させ20棟のユニークな集合住宅が建ち並んだ。
制約を取り払った作品の数々は、集まって住むことの持つ多様性を示唆している。

周辺環境を損なわずに集合住宅を供給するにはどのようなフォルムが良いのか?

「稜線フォルム」と雛壇状の「屋上庭園」は、相反する要素を注意深くつなげてできた立体的境界線である。
そこに緑地とテラスを配置することで周辺住宅とのプライバシー確保・北側景観への貢献・
周辺の日照環境確保・戸建に近い居住環境創出など恒久的価値を内包させている。
今後のまちづくりにおける持続可能性を高めるフォルムとして計画されている。

外観デザインは地図上にある境界線を立体的にとらえ、
環境と開発が両立する「Ridgeline」(稜線)を形にした。

Good design award 2015 受賞

外苑前の駅近くにある築43年のマンション。
その一住戸をオフィスに変更する計画である。

新築の場合「外の光」と「建物のマテリアル」によって空間構成は決定されるが、
リノベーションは建物が経験した「時間」という要素を含む。
人は長い歴史の途中に存在し、儚く消えていく存在である。

しかしこの空間は居住者が変わる度に形を変え、機能を変化させながら存在し続ける。
コンクリートは43年前の社会情勢や空気感を内包し、物理的な劣化によって時間を可視化している。
これらを消去するのではなく、空間を構成する一つの古いレイヤーとして残し、
他の新しいレイヤーとの重なりによって空間に味わい深さを与えたいと考えた。

時間経過と機能性を融合させた場所は、人の感受性と創造性を高めることに寄与する。
今回は時間の痕跡を残しつつ、快適な光環境と水回り設備を新設する計画とした。

 

「どうせクロス張り替えてタタミ入替えるんやったら、そのお金で住みやすくできひんかなあ・・」
築35年、大阪市内にある賃貸マンションオーナーの理にかなった願望。

少々無謀な挑戦ではあったが、ある意味最もスマートな住まい方とも言える。
結局つくったのはプライベートとパブリックを分ける仕切りのみ。
4人家族からSOHOにも使えるフレキシビリティのある空間。

表層は既存フローリングとコンクリートを残し、無機質で光沢のある素材を挿入。
35年分の時間と新鮮な光がミックスされた空間は、住む人の感受性を豊かに潤してくれる。

川崎の駅前に建つ33階・300戸の共同住宅。
空中庭園を高層階に配する事により、単調で閉鎖的になりがちな高層住宅においても
開放的な住環境を得られるよう計画している。

様々なタイプの庭園をプランに組み込み、四季折々の緑・雨音や風を感じ取る事ができる。
美しい眺望だけではなく、居住者同士のコミュニティを育むサスティナビリティを重視した高層住宅である。

三苫が所属している株式会社スタイレックスにてデザイン監修と基本設計を担当
Good design award 2012 受賞

田園調布の小高い丘に建つ築30年の住宅。
施主はこの家で生まれ幼少期を過ごした2代目で、独立してしばらくはこの家を離れていた。
ご両親の引越しをきっかけに、思い出の詰まったこの家を改修して住まうことを望んだ。

敷地には戦前からある樹木がたくさん残っている。
常にどこかしらに花が咲き、初夏には梅、秋には柿の実がなる。
裏山に入る路地、子供のころ飼っていた猫のお墓がある。
織り重なる記憶と四季の気配を何気なく感じ、いくつかの記憶がおぼろげに浮かぶ。
「豊かな環境」とはまさにこのような状況ではないだろうか。

計画はそれらをつなぎ合わせ、より感受性を刺激する場所をつくることを目指した。
プランは構造特性を損なわないようゾーニングし、既存の開口を生かした間取りとした。
1階がRC壁構造、2階は木造和小屋造りで別構造のため、空間特性は2分している。
RC壁で仕切られた3空間を連続させた1階空間は、両端の開口により水平方向への開放感を確保している。
2階はロフトブリッジのある吹き抜けと各居室を接続したフレキシブルな空間になっている。
さらに南側にテラスを新設し、既存の記憶に対する新たな視点を追加した。

ここで起こる日々の出来事は、豊かな背景(変化する光や四季の香り)と共に記憶に残る。
過去の何気ない体験をトリガーするアーカイブ。
住宅が担うべき大切な機能であることを意識した計画である。

銀座一丁目に新たに完成した美容室。
オーナーでスタイリストの施主は、決まった「型」に執着しない。
多様な個性を柔軟に受け入れ、常にゼロから考えイメージがおりてくるのを待つ。

彼らは顧客の身体的特徴と潜在的願望を拾い集め、それらが重なる着地点をイメージする。
空間は自然光を取り入れたニュートラルな状態を保ち、固定された家具や照明を設けていない。
それは季節やスタイリストの変化に合わせてチューニングされ続けることを意図している。
これらの仕掛けは顧客の特徴を捉え易くし、スタイリストの思考をスムーズにするだろう。

美容室は顧客がリラックスして、より自然な自身に向き合えるのがいい。
顧客が無意識に求めているイメージをスタイリストが感じ取るには、
緊張や背伸びをさせない雰囲気づくりが重要である。
自然光に満たされた開放的なカットスペースとプライバシーを重視したシャンプー台。
マテリアルはモルタルやテント生地、木を使うことで親密さを空間に与えている。

リラックスしながらのスタイリストとの会話、
自然光の中で鏡に映る自身の姿は、新たな視点と意識の切り口を与えてくれる。
それは髪を切るだけではない、自身に発見をもたらす特別な空間になるだろう。

 

国際フォーラムで開催されたECObuild 2011に設置した仮設展示ブース。
建材メーカーのマテリアルが持つ可能性を視覚化し、企業ブランディングを向上させる計画。
透明な壁面緑化を考案し、植物と人との関係性に親密な距離感をつくりだしている。
全出展企業の中で3日間の来場者数と人気投票は共に1位を獲得し、多くの反響を呼んだ。

 

築30年、都内共同住宅のリノベーション。
周囲にフレキシブルなスペースが生じるよう中央に浴室を設け、
長期的なライフスタイルの変化に対応できるようになっている。

共同住宅のリノベーションは開口部の変更が難しく、自然光が届かない場所が多くなる。
ここではトイレ以外は自然光が届くようプランニングし、
床にハイグロスな素材を用いることにより奥まで明るい環境をつくっている。